Oasis Origin + Reconstruction
2024.10.31 thu - 2024.11.24 sun
- Oasis | Jill Furmanovsky | Kosuke Kawamura
- 開館時間:12:00 - 20:00
- 入場無料 / Admission Free
この度、神保町・New Galleryでは、再結成が発表されたUKロックンロール・バンド、Oasis(オアシス)をモチーフに、1994年以降長きに渡り彼らを撮り続けた写真家Jill Furmanovsky(ジル・ファーマノフスキー)とコラージュアーティスト/グラフィックデザイナー河村康輔(かわむらこうすけ)による企画展「Oasis Origin + Reconstruction」を10月31日(木)より開催いたします。
本展は、ジルが撮影したオアシスのドキュメンタリー写真と、オアシスのロゴやアルバムジャケット、ポートレート写真などを大胆に再構築した河村康輔によるコラージュ作品にて構成されます。
ジルは、ポール・マッカートニーをはじめ、ピンク・フロイド、スティーヴィー・ワンダー、ヴァン・モリソン、ビル・ウィザース、ザ・フー、ザ・クラッシュ、イギー・ポップなど、数々の著名アーティストを撮影してきました。そんな彼女にとっても、1994年から2009年にかけて撮影したオアシスのドキュメンタリー写真は、自身の最高傑作と位置付けられています。2024年にはthe Abbey Road Music Photography AwardsのICON賞を受賞し、Oasis ノエル(G/Vo)がサプライズでプレゼンターを務め「私の親友の一人だ」と紹介することで話題となりました。
河村康輔は『大友克洋GENGA展』のメインビジュアルや『AKIRA』を使用したコラージュ作品の制作、ユニクロUTのクリエイティブ・ディレクター就任など、様々な領域で活躍。11月1日(金)より六本木ミュージアムにて開催される「リヴ・フォーエヴァー:オアシス30周年特別展」では、バンドの新ロゴを発表しました。本展ではそのロゴに加え、ジルが撮影したノエル(G/Vo)とリアム(Vo)のギャラガー兄弟のポートレートを用いたコラージュ作品、オアシスのシングル「Champagne Supernova」やベストアルバム「Time Flies, 1994-2009」のジャケット写真を再構築したコラージュ作品などを展示・販売いたします。
ジルによる写真作品及び、河村康輔によるコラージュ作品・シルクスクリーン作品の販売に加え、「Oasis Origin + Reconstruction」限定のOasis × Jill Furmanovsky × 河村康輔 オリジナルグッズにもご注目ください。
ここでしか見られない、オアシスのこれまでとこれから。本展にて是非ご高覧ください。
Jill Furmanovskyコメント
今回の企画展の準備中、ギャラガー兄弟が不仲を解消し、2025年にオアシスの再結成を決めたと聞き、オアシス・ファンと同じように心躍りました。
六本木ミュージアムの「リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展」とも連動するこの企画展は、マンチェスター出身の5人の若者の生き様を映し出しています。1991年、溢れんばかりのアティテュード、エネルギー、才能で、彼らは1990年代半ばを代表するバンドのひとつとなりました。キャリアを通して時代を超える名曲の数々を生み出し、ノエルとリアム・ギャラガーはロックのカリスマとなったのです。
私の写真を使った河村康輔さんの作品を見てとても驚かされました。ノエルとリアムのイメージを細かく刻み、再構築することで、彼はオアシス・サウンドの要である危なかしい関係の2人の兄弟の決裂と和解をそこはかとなく表しているのではないでしょうか。
河村康輔コメント
オアシスファンのひとりとして、ジルさんの貴重な写真を使わせていただいてコラボで作品を作れて光栄です。
主催: New Gallery
■関連展覧会
リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展
会期:2024年11月1日(金) - 11月23日(土・祝)
会場:六本木ミュージアム
公式サイト:https://oasis-liveforever.jp/
「Oasis Origin + Reconstruction」グッズ アイテムリスト
Jill Furmanovsky(ジル・ファーマノフスキー)プロフィール
ジンバブエ(当時ローデシア)の小さな町ブラワヨ生まれ。1965年、11歳の頃に両親とともにロンドンへ。その後、ザ・ビートルズに魅了され、10代でファンクラブに入会。コダックのインスタマチックカメラを手に、アビーロード・スタジオ近くのポール・マッカートニーの自宅前でポールと友人2人を撮影し、記念すべきロックスターを捉えた最初の作品となる。その後、当時美術学生だった72年にロンドン/レインボー・シアターの公式フォトグラファーに。ピンク・フロイドのライブ撮影をおこない、74年にデザインチーム、ヒプノシスから依頼を受け『狂気』ツアーのルポルタージュ撮影を担当。以降、NME、メロディ・メーカー、サウンズ、スニッフィン・グルー、ザ・フェイスなどの音楽誌で活躍。多くのアーティストをシューティングしている。98年、ロック写真家集団「Rockarchive.com」を設立。熱心なロックファンであり、ライカの愛用者でもある。
主な撮影実績:
■1994年-2009年 オアシスドキュメンタリー写真
■レインボー・シアター:スティーヴィー・ワンダー、ヴァン・モリソン、ビル・ウィザース、ザ・フー、ザ・クラッシュ、イギー・ポップ
■他:ハマースミス・オデオンでのシック、ベルリンでのスージー・アンド・ザ・バンシーズ、アイルランドでのアンダートーンズ、ヨーロッパでのザ・ポリス、モスクワでのマッドネス。檻の中のクリッシー・ハインド、グラストンベリーでのボブ・ディラン、ユニオン・チャペルでのエイミー・ワインハウス、アイヴォー賞でのブルース・スプリングスティーンとポール・マッカートニー。
オアシスとプリテンダーズのビデオ監督も務める。
著書に『The Moment - 25 years of Rock Photography』『Oasis, Was There Then』『Oasis Knebworth』『Pink Floyd - Dark Side of The Moon 50th Anniversary』など。
河村康輔(かわむら・こうすけ)プロフィール
アーティスト/グラフィックデザイナー。1979年広島県生まれ。コラージュアーティストとしてアーティストとのコラボレーションや国内外での個展、グループ展に多数参加。代表作に大友克洋氏の初の大規模原画展『大友克洋GENGA展』(2012)メインビジュアル制作やAKIRAを使用したコラージュ作品「AKIRA ART WALL PROJECT」の発表(2019)、個展 『TRY SOMETHING BETTER』(2021)など。現在もアパレルブランドへのグラフィックワーク、ジャケット、書籍の装丁、広告デザイン、アートディレクションで活躍している。2021年にUTのクリエイティブディレクターに就任。
Oasis(オアシス)ミニバイオグラフィー
1994年に英国マンチェスターから突然変異的に現れた、ノエル(G/Vo)とリアム(Vo)のギャラガー兄弟擁するUK音楽史上最強のロックンロール・バンド。 兄(ノエル)が書き下ろす反則なまでにキャッチーな曲を、弟(リアム)が力強くふてぶてしい声で歌うという基本方程式のもと、直感的なロックンロールの過剰さや奔放さを湛えた楽曲群は、バンド解散後の今もなお、圧倒的な熱量で “永遠に生き続ける(Live Forever)伝説” として燦然と輝き続けている。1994年のデビューから2008年までの14年に亘るレコーディング・キャリアを通じ、全世界で7,500万枚以上のトータル・セールスを記録。<英国を代表するアンセム>として愛され続ける 「Don't Look Back In Anger」 の他にも、「All Around The World」、「Wonderwall」 を含む8曲の全英シングル・チャート1位獲得、シングル22曲連続で全英トップ10入り、7作のスタジオ・アルバム全てが全英1位を獲得するなど、数々の音楽史を塗り替えてきた。中でも1995年10月にシングル・リリースされた 「Wonderwall」 は、2020年10月に、1990年代にリリースされた曲の中でSpotifyにて10億回再生を初めて突破した楽曲と認定された。音楽的な功績を残すと同時に、世界中のメディアを賑わす数々のお騒がせ事件/破天荒エピソードや、兄ノエルと弟リアムの兄弟喧嘩の歴史もバンドの歴史である。バンド活動中、幾度となく解散の危機を乗り越えてきたが、09年ノエル・ギャラガーの脱退によりその黄金の歴史にピリオドを打った。
結成30周年/伝説のネブワース公演25周年となった2021年には、長編ドキュメンタリー 『オアシス:ネブワース1996』 が公開され、豪華ライヴ・パッケージもリリースされた。
デビュー30周年を迎えた2024年、8月30日にデビュー・アルバム 『オアシス (原題:Definitely Maybe) 』 30周年記念盤がリリース、11月にはオアシス30周年特別展の開催も控えている中、8月27日に翌2025年の再結成ツアーの開催がアナウンスされ、ファンを驚喜させた。